ポストプロセスエフェクト:Motion Blur
Tutorial
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Beginner
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Unity Technologies

Motion Blur (モーションブラー) は、一般的なポストプロセスエフェクトで、カメラで撮影するオブジェクトがカメラの露出時間よりも速く動くときに起こる画像のぼかしをシミュレートするものです。モーションブラーは、人間の目が見ているものを再現するため、シーンをより自然に見せることができます。
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1. ポストプロセスエフェクト:Motion Blur の概要
2. ポストプロセスエフェクト:Motion Blur
本チュートリアルは、Unity 2019 LTS と Post processing v2.3.0 を使用して検証されています。
Motion Blur (モーションブラー) は、一般的なポストプロセスエフェクトで、カメラで撮影するオブジェクトがカメラの露出時間よりも速く動くときに起こる画像のぼかしをシミュレートするものです。モーションブラーは、人間の目が見ているものを再現するため、シーンをより自然に見せることができます。
モーションブラーは、シーンにスピード感を出したり、ユーザーが実際に見ているよりも速いスピードを連想させたりするのにも最適な方法です。ほとんどのタイプのゲームで微妙な効果のために使用されますが、 レースゲームなどのいくつかのジャンルでは誇張して使われます。

画像 01:モーションブラー無しのシーン

画像 02:モーションブラーを使ったシーン
3. シーンにモーションブラーを加える
シーンにモーションブラーを加えるには、Post-processing Volume Profile を開きます。
- Motion Blur がリストに入っていない場合は、Add Effect… and Unity > Motion Blur の順にクリックして追加します。
- リストに表示されたら、有効になっていることを確認し、カテゴリーを展開して設定を表示します。

画像 03:モーションブラーの UI
Motion Blur を有効にしたら、そのカテゴリーを展開します。そこには、効果を調整するためのいくつかの設定項目があります。
この効果を見るためには、シーンの中に高速で動くオブジェクトが必要です。このシーンでは、前後に高速振動する球体を追加しました。一時停止してズームしてみると、効果がよりわかりやすくなります。
4. Motion Blur 内のプロパティ
モーションブラーの設定は 2 つだけです:
- Shutter Angle:回転シャッターの角度を指定。値が大きいほど露出時間が長くなり、ブラーエフェクトがより強くなります。
- Sample Count:サンプルポイントの数を指定。ブラーの質とパフォーマンスに影響します。
5. まとめ
モーションブラーは、人間の目に見えるものを模倣し、シーンにスピード感を出すのに役立つ素晴らしいツールです。