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レゴ® Mod：Behaviour スクリプトを使う

Behaviour を使って、Behaviour Brick を使わずにカスタムの敵キャラを作ってみましょう。

LEGO® Behaviour Brick Manual.pdf

このクリエイティブ Mod では、それぞれの振る舞いに対応する Behaviour Brick を使わずに、個別の Behaviour を持たせたカスタムの敵キャラを作成します。これにより、機能を犠牲にすることなく、敵がどのように見えるかについてより多くの選択肢を与えることができます。

概要

最初にレゴ® マイクロゲームのエディター内チュートリアルを完了しておくと、この Mod からもっと多くのことを学べます。ご自分のペースで、時間をかけて学んでいってください。


レゴ® マイクロゲームを開くには、次のようにします。

  マイクロゲームを使ったことがあるかどうかに従って、次のどちらかの手順を行ってください。


すでにマイクロゲームを使用したことがある場合は、

 タブで保存した Unity プロジェクトを選択してください。プロジェクトを選ぶと Unity エディターが開きます。これには数分かかることもあります。


マイクロゲームを初めて使う方は、

 タブで「LEGO® Microgame」を選択してください。指示に従って、エディター内チュートリアルを完了してください。

このクリエイティブ Mod を進めるためにアドオンパッケージをインストールする必要はありません。

このクリエイティブ Mod と併せて使うと役立つ資料をご紹介します。

ガイドを見直し、Unity エディターでマイクロゲームのブロック組み立てシステムを自信をもって使えるようにしておきましょう。


をダウンロードし、レゴ® マイクロゲームで使えるブロックの種類を把握して、どのようにブロックを使うかアイデアを練ってみましょう。

始める前に

レゴ® マイクロゲームには、自分の作りたいゲームを作るために役立つ、さまざまな Behaviour Brick が用意されています。

は、Behaviour Brick がそれぞれどのような機能を持ち、設定可能なさまざまなプロパティについて理解するための非常に優れた資料です。また、次に何をしようか迷ったときに、ブロックの組み合わせ方やブロックをゲームに組み込む方法についての優れたヒント集にもなっています。

Behaviour Brick マニュアルの紹介

敵の振る舞いを例に、その Behaviour Brick がマイクロゲームの中で敵の見え方にどのような影響を与えるかを考えてみましょう。Behaviour Brick は、Project ウィンドウの 

Assets > LEGO > Prefabs > LEGO Behaviour Bricks

次のような敵キャラについて考えてみましょう。

直接プレイヤーの方を向く（LookAt ブロック）

プレイヤーの方に移動してくる（Move ブロック）

プレイヤーが触れるとミス（Hazard ブロック）

プレイヤーが指定した距離より近づくと動き出す（Nearby Trigger ブロック）



これらの Behaviour Brick は、皆さんが作成した敵の見え方に大きな影響を与えます。例えば、触れるとミスになる小さな物体を作りたい場合、そのデザインはこれらのブロックによって大きな制約を受けることになります。

このクリエイティブ Mod ではブロックを排した制作を行います。各 Behaviour Brick には特定のビヘイビアスクリプトがアタッチされており、実は Behaviour Brick を使用しなくても、このスクリプトを敵キャラに適用することができます。

複雑な敵キャラを考える

まずは、Starter Bricks コレクションを使って、Move と LookAt の Behaviour Brick だけを組み立てたものに含める形で、小さな敵を作ってみましょう。組み立てのプロセスを復習する必要がある場合は、「

」を確認して、完了したらまたこの手順から再開してください。

敵キャラに見分けやすい名前を付けるようにしましょう。


Move と Look At の Behaviour Brick を使用して敵を作成し、いくつか追加でブロックを追加して、敵をセキュリティロボットのように見えるようにしました。


このクリエイティブ Mod の残りの部分ではこの敵キャラを例として使いますが、好きな形の敵キャラを作ってもいいですし、これまでに作った敵キャラを改造しても構いません。

小さな敵キャラを作る

Behaviour Brick の色を変えることはできませんが、普通のブロックの色をカスタマイズすることはできます。次のようにします。


 色を変えたいブロックをシーンビューで選択します。


 コンポーネントの折り畳みリストを展開します。

 プロパティフィールドを選択します。

  Moulding Colour Picker ウィンドウから、好きな色を選択します。

ブロックの色のカスタマイズ

自分だけの小さな敵キャラを作ったら、ブロックを使わずにビヘイビアスクリプトを追加することができます。


Assets > LEGO > Scripts > LEGO Behaviours

 Project ウィンドウから選択したビヘイビアスクリプトをシーンビューの Move Behaviour Brick にドラッグします。この例では、「Hazard」スクリプトを追加しています。

シーンビューで Move ブロックを選択し、インスペクターで新しいビヘイビアスクリプトコンポーネントが利用可能になっていることを確認します。


これでインスペクターに表示されているプロパティを使って振る舞いを調整することができるようになりました。

同じブロックに他のビヘイビアスクリプトを追加するには、同じプロセスに従ってください。この例では、Nearby Trigger スクリプトを追加し、ロボットがプレイヤーに近づいたときに Hazard がトリガーされるようにしました。

ブロック無しでビヘイビアスクリプトを追加する

基本的な設定が終わったら、少し時間をかけて敵キャラを作り込んでいきましょう。これは作成した敵キャラがどのようなものであったかによって少し手順が変わってくるので、ここでは例として使っている敵キャラの調整方法を解説します。


次の項目の設定を決めてください。

敵キャラが他のオブジェクトにぶつかったときに止まるようにする場合は、このプロパティを有効に設定してください。

このアクションを繰り返し実行させるときはこのプロパティを有効に、1回だけ実行させるときは無効に設定してください。

このプロパティは敵キャラが動いているときに、敵キャラがプレイヤーの方を向く前にどのくらいの時間停止するかを指定します。

敵キャラがプレイヤーの方を向くときに、水平方向、垂直方向、または自由な方向のいずれに回転するかを指定します。

あまり多くのオーディオが重なって再生されないようにするために、いくつかのアクションに付随するオーディオを削除します。例の敵キャラの場合、Hazard Action のオーディオは残して、Move ブロックと Look At ブロックのデフォルトのオーディオを削除しました。

例の敵キャラが良い感じのセキュリティロボットになりました。これを空中に置いて、上からプレイヤーを見下ろす形にしました。

敵キャラをさらに作り込む

カスタムの敵キャラが出来上がりました。保存してテストしてみて、ゲームに必要なものが出来上がったかを確認してください。


を選択するか、ショートカットの 

を選択して再生モードに入ります。


 ゲームビューで変更内容をテストします。次の操作が可能です。 

キャラクターが空中にいる間にジャンプ操作をすると二段ジャンプ

マウス操作でキャラクター周りの視点移動

キーでポーズしてメニューを表示

再生モードを終了するには、もう一度

選択してください。再生モードで行った変更は保存されないことに注意してください。

テストと反復修正

Starter Bricks だけでなく、Cool Bricks コレクションも使用して、さまざまなBehaviour Brick やビヘイビアスクリプトを使って、自分の好みの見た目の敵キャラをいろいろ作ってみてください。

アイデアが出てこないなら、たとえば次のような敵キャラを作ってみるのもよいでしょう。

ある地点の周りを回転し、その視界にプレイヤーが入るとプレイヤーを検知する防犯カメラ。プレイヤーを検知すると、Look At Action と Shoot Action を使って、武器を使ってくるという敵キャラです。


プレイヤーがジャンプするたびに振る舞いを変化させる障害物。Input Trigger を使って実現できます。


皆さんが作ったものにお目にかかることを楽しみにしています。

レゴ® マイクロゲームクリエイティブ Mod

にもトライして、皆さんのマイクロゲームをどんどんカスタマイズしてしまいましょう。

Unity Version 2021.3